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「総合点検」 16−6 ダム管理用制御処理設備(ダム情報処理装置、ダム放流設備制御装置) 2/4  (訓練機能を具備しないダム・堰は、可能な項目を選択して実施) 
No 確認事項の概要 作業の実施範囲、具体的方法等 点検周期 使用測定器等 点検目的の概要 備    考
           
12
 
           
4 設定値等の確認 各種定数について、定数変更記録の点検を行い、管理者へ             定数変更ミスの有無確認のために点検す  
    の確認等により、変更内容の妥当性の確認を行う。               る。  
5 通報・警報の確認 水位データに関する通報・警報の判定用設定値を超えた値             水位データの通報及び警報判定機能を確 対象データが多い場合は、ダム
    を設定し、通報・警報動作が正常かどうかを確認する。               認する。 ・堰毎に重要データに絞って実
                    (対象データを変化させることが難しい 施しても可。
                    場合においては、判定用設定値を変更設  
                    定することにより機能確認を行っても  
                    可。)  
                    ただし、設定値を元に戻したことを必ず  
                    確認すること。  
6 操作量演算及びゲー 試験(訓練)モードにて点検用ハイドロデータを基に、次の             洪水時の操作量演算及びゲート操作機能 訓練機能及び洪水時の操作演算
  ト操作機能の確認 各機能を確認する。               の確認のために点検を行う。試験(訓 機能を具備しているダム・堰の
     @操作量演算処理               練)装置を使用して実施する。
     Aゲート操作処理               (1) シミュレーションにより、各制御方  
                    式(放流方式)の動作及び制御方式(放  
    入力データから得られるべき出力(結果)データが妥当かど               流方式)移行点の動作を確認する。  
    うかの判断をする。               (2) 各ゲートに対する目標放流量の配分  
                    及びゲートの目標開度計算が正しく行わ  
                    れることを確認する。  
                    (3) ゲート制御装置、入出力処理装置等  
                    により、ゲートの開閉操作が正しく行わ  
                    れることを確認。  
7 システム復旧機能の フェールセーフ機能として電源障害時の処理及び復旧時の             フェールセーフ機能の確認のため、停電 フェールセーフ機能として持つ
  確認 システム復旧機能を持つ場合はその動作確認と所要時間を               時、復電時の機能を確認する。 ダム・堰のみ
    測定する。                  
8 システムバックアッ 演算処理装置T系、U系の切替を行い、水文量データの連             フェールセーフ機能の確認のために行 演算処理装置が二重化されてい
  プ機能の確認(冗長 続性を表示等で確認する。               い、演算処理装置T系、U系の切替動作 るダム・堰のみ
  機能の確認)                 確認する。  
                    実施にあたっては上位のデータ処理局に  
                    影響を与えないこと  
9 遠方手動操作の独立 演算処理装置等の停止または異常を発生させ、ゲート遠方             フェールセーフ機能を確認する。  
  性の確認 手動操作機能に影響がないことを確認する。               停止または異常を強制的に発生させる装  
                    置は、遠方手動操作に無関係な装置とす  
                    る。  
                    実施にあたっては上位のデータ処理局に  
                    影響を与えないこと  
10 イリーガル及びイレ @異常設定値入力時の棄却検定機能の点検             フールプルーフ機能を確認する。 操作量演算機能を有するダム・
  ギュラー状態の点検  表示設定操作卓等から、各設定値について設定範囲を超               設定値は次のとおりとする。 堰のみ
    えたデータを設定した時、入力できないことを確認する。               ・設定水位、設定流量、設定開度等の演  
                    算条件設定値  
    A除外ゲート処理             フェールセーフ機能およびフールプルー 操作量演算機能を有するダム・
     自動または半自動操作演算中に除外ゲートを発生(異常発               フ機能を確認する。 堰のみ
    生、除外指定)させ、操作演算の連続、目標値の操作対象               除外の条件は、除外設定するゲートを半  
    ゲートへの分配が操作ルールに基づき正常に行われるかどう               開状態の条件において実施する。  
    かを確認する。(次式)                  
                       
    除外無の目標放流量≒除外有の目標放流量                  
                       
    B定数変更操作による確認             フェールセーフ機能およびフールプルー 操作量演算機能を有するダム・
     自動または半自動操作演算中に制御用定数の変更操作を行               フ機能を確認する。 堰のみ
    い、システムの動作状況を確認する。               変更操作を行う定数は、操作量演算に関  
                    する定数とする。