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鉄 骨 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
□ | 工場製作 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■ | No. | 32 | チェック | □ | チェック内容 | 工場溶接での重要事項のチェックを行ったか | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
詳細説明 | 備考・記録 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
工場製作における溶接の際の主なチェックポイントをあげる。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1) 溶接技能者のチェック | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
工場製作の溶接工事に従事する者は、JIS Z 3801(溶接技術検定における試験方法および判定基準),JIS Z
3841(半自動溶接における試験方法および判定基準)の溶接技術検定試験に合格した有資格者でなければならない。そして、実際に従事する溶接方法・作業姿勢・板厚に応じた資格を有することが基本である。 工事溶接で回転治具やポジショナーなどを利用して主に下向き、または横向き(水平)姿勢で作業を行い、かつ、管理が十分に行われる場合は、作業範囲と溶接技能者技量資格基準(『鉄骨工事技術指針』日本建築学会)のような技量資格を標準とすることができる。 |
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2) 溶接部材のチェック | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
溶接しようとしている部材に、ずれ,食違いや隙間があってはならない。また、開先角度,ルート間隔や溶接面の清掃状態などのチェックを行う。 溶接に先立って、割れ防止のため鋼材の種類・板厚,母材の温度および溶接方法などにより、必要に応じて適切な予熱を行わなければならない。 |
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3) 溶接作業中のチェック | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
溶接は収縮,変形を考慮し、あとから溶接できないところがないよう順序を検討して行う。溶接棒は、材質による使用区分や棒径などの適正なものを使用させる。溶接作業は、溶接器の電流・電圧や運棒方法,アーク長,溶込みにも注意して行う。何層も重ねて溶接する場合は、各層のスラグを完全に取り除きながら、融合不良を起さないよう行う。また、入熱・パス間温度を管理させて、溶接金属の強度やじん性を確保する。裏斫りをする場合は、その深さ・幅・角度が一様になっているかチェックする。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4) 溶接部のチェック | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
溶接部の検査には、外観検査と内部検査がある。内部検査は超音波深傷検査が主で、検査会社の技術者に依頼しその報告書をチェックする。外観検査は目視または、計測器を用いる。以下に二三の例をあげる。 @) オーバーラップ・アンダーカット・ピットや割れがないか A) ビードの表面の不整がないか B) 溶接長,のど厚,脚長,ビード幅の過不足 |
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