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鉄 骨
建 方
No. 46 チェック チェック内容 建方・組立ての検討を行ったか
詳細説明 備考・記録
 敷地の条件,工程,コストを考慮し、十分な安全管理を前提として揚重機の選定,建方順序を決定する。
 建方の方法は、柱・梁の継手,仕口形式や立地条件にもよるが、通常積上げ方式,建逃げ方式,軸建て方式,輪切り建て方式のように分けられる。揚重機は、固定式と移動式があり、固定式,マスト積上げ方式,ベースせり上げ方式,クローラ式,トラック式,油圧伸縮方式のように分類される。積上げ方式には固定式,建逃げ方式・輪切り方式には移動式が使用されることが多い。高層建築になるとタワークレーンのベースせり上げ方式が利点が多い。この場合、せり上げや補強の日数も工程に盛り込んでおく。
 建方順序は柱を建てるごとに梁を建方し、補強ワイヤーを張り独立した部分がないことを原則とする。柱だけを先行する場合、倒壊することのないよう強度上の確認をしたうえで実施する。また建方作業は高所作業となるため危険であり、残業を見込んだり、雨・風にかかわらず実施するような無理な工程とならないよう計画する。
 
No. 47 チェック チェック内容 部材の質量(柱・梁)算定,部材数量の算出,部材の形状の確認を行ったか
詳細説明 備考・記録
 建方用クレーンの能力を決定する重要な要因の一つが、部材の質量である。移動式クレーンでは工事の進行に応じて位置を変えるので、そのつど所定位置まで吊り込むことができるかをチェックしなければならない。
 また全部材数量を算定し、建方の詳細日程を決める。1日に通常35ピース前後を建方するが、立地条件や部材形状の複雑さによっても異なる。セットバックした建物の柱は傾斜しており、建方も建入れ修正も難しい。吊点位置の決定は部材形状に応じ、重心の位置を出して行うので、搬入される製品の姿を把握しておかねばならない。