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鉄 骨 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
□ | 建 方 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■ | No. | 53 | チェック | □ | チェック内容 | 鉄骨建方中の外力に対する補強計画,安全対策は十分か | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
詳細説明 | 備考・記録 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
建方を行う時期,期間によって、それに応じた外力を想定して、補強計画,安全対策を行う。通常、地震と強風の両者を比較し、大きい荷重に対する補強を考える。 地震力は、建物の規模,建方期間によるが、k=0.1〜0.2として検討するとよい。強風は建方する地域の過去のデータに基づくべきである。データが明らかでない場合、建方期間に応じて再現期待値によって決めるとよい。風荷重の算定式は種々あるが、日本建築学会「建築物荷重指針・同解説」の風荷重を準用し、10年再現期待風速を用いて検討しておけば高い確率で安全といえる。 建物の用途でマンションやホテルの場合、戸境壁付き梁は弱小断面となっている例が多い。また、一般事務所ビルの耐震壁などの壁付き梁も同様である。ワイヤーや補強ブレースのほかに、これら弱小断面の梁の座屈対策も十分検討する。 台風や降雪など予報によって対策が立てられる場合、予測して資材の準備をすることも重要である。また実際、地震や強風を被った後は、部材,接合部,補強材の点検を行い、著しい変形,損傷がないかチェックする。 |
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No. | 54 | チェック | □ | チェック内容 | 建入れ検査を行い精度の修正を行ったか | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
詳細説明 | 備考・記録 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
建入れが悪いと建方の進行が困難になるだけでなく、軀体工事や仕上げ工事で納りがつかなくなる場合も出てくるので、一定の区間ごとに建入れ検査をして、建入れ直しをしながら建方を進めていくほうがよい。建方がすべて完了した時点で再度建物全体の精度のバランスをとる。建入れはワイヤーロープで筋違いをとり、ターンバックルやレバーブロックで締め付けて修正する。 本締めや溶接が完了するまで、建入れ直し用ワイヤーは絶対はずさないようにしなければならない。 |
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