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コンクリート
生コンの運搬
No. 13 チェック チェック内容 生コン車1台当たりの平均待機時間,平均荷卸し時間,ポンプ車の非稼働時間を調べ,配車計画を立てているか
詳細説明 備考・記録
1)  生コン車の運搬時間                                                          
   コンクリート練混ぜから現場での打込み完了までの時間のうち主なものは、生コン車による運搬時間,現場到着後の待機時間,ポンプによる圧送打込み時間である。これらの値は各生コン車によってそれぞれ異なってくる。特に最近では都心部の交通渋滞は慢性的なものがあり、コンクリートの品質にも大きく影響を与える。したがって交通事情は事前に十分調査し、コンクリート打設当日は、生コン車の到着時間,荷卸し開始時間などの記録を取るようにし、次回のコンクリート打込みの際の参考とする。
 運搬時間は、生コン工場から現場までの距離,主要幹線道路との関係,運搬当日の曜日,運搬時間帯により大きく変動する可能性があるが、最初は少し多めに手配したほうが無難である。
   
     
     
     
     
     
     
     
     
2)  生コン車の待機時間    
   生コン車の待機時間は生コン業者にとっては損失時間であり、コンクリートの品質上も短いほうが好ましい。現場では生コン車がいないために圧送できないようなことがあるとコールドジョイントの原因ともなるため、ポンプは常に連続的に動かす必要がある。したがってある程度生コン車を待機させることを前提としなければならない。
 単位時間内に現場に到着する生コン車の平均台数と、同じ時間内に荷卸しする生コン車の平均台数に対する比を配車密度とすると、配車密度が1の場合でも平均待機時間の比は1で、平均荷卸し時間と同じ時間は待機している。配車密度が1.1を超えると待機時間は倍近くなる。したがって、現場の処理能力以上に配車台数を多く手配し過ぎないよう注意する。
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
3)  配車計画    
   配車管理の目標は、配車密度をできるだけ1に近づけ、ポンプ車1台につき平均1〜2台の生コン車が常時待機しているのが最も能率的である。そのときの平均待機時間は、平均荷卸し時間のほぼ1.5倍である。
 このような状態になるように配車計画を立て、コンクリートの練混ぜから打込み完了までの時間が限度を超えないよう検討を行う。制限値を超える可能性が多い場合は、
   
     
     
     
     
     
  @)  生コン車の入替えがスムーズになるよう、ポンプ車の配置,場内の搬入路などの検討を行い、少しでも時間が節約になる方法を採用する。    
     
     
  A)  配車管理を臨機応変にこまめに行う    
  B)  現場のポンプ配管の段取替えなど、現場での作業の合理化を検討し、能率を向上させる