------------------------------------------------------------------------------------------

------------------------------------------------------------------------------------------

Google

------------------------------------------------------------------------------------------

コンクリート
コンクリート打込み
No. 24 チェック チェック内容 コンクリートの調合はポンプの輸送管が閉塞しにくい調合になっているか
詳細説明 備考・記録
 1)  セメント                                                          
   最近では生コン工場で使用できるセメントの種類が増え、それぞれの特徴を生かした使い方ができるようになっている。
 普通セメント以外のセメントを使用する場合、その生コン工場のセメント貯蔵設備,貯蔵状況,使用頻度,入場状況を確認する。異常凝結性のセメントや、少しでも凝固したセメントを使用すると、偽凝結現象が水量の異常を引き起こし、スランプが変動し、輸送管の閉塞の原因となる。
   
     
     
     
     
     
 2)  骨材    
   砂の標準粒度のうち、0.3mmふるいの通過率(35〜10%)の影響する度合いが最も大きい。15%を下回るとコンクリートは分離しやすく、30%を超えるとコンクリートは粘性を示し、過剰の単位水量が必要となる。
 通常用いられる20mm以下の砕石では、粒度判定実績率が57%以上のものが好ましい。計量骨材の場合、工場でのプレウェッチング(プレソーキング)が不足すると、輸送管内でコンクリートの水分は計量骨材に吸収されて流動性が悪くなる。吸水率の大きい骨材は、含水率が多過ぎると圧送中に含有する水分を放水し、管内のコンクリートを分離させ、閉塞の原因となる。したがって工場における計量骨材のプレウェッチングの管理状況は事前に確認しておく必要がある。
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
 3)  コンクリートの調合    
   単位セメント量が少ないと圧送性が悪くなり、閉塞の原因となる。逆にひび割れ防止の観点からは、単位セメント量は少ないほうが好ましい。従来ポンプ圧送の際の単位セメント量の最小値は『コンクリートポンプ工法施工指針』日本建築学会)に示されていたが、最近ではコンクリートポンプの改良と経験の積重ねにより、圧送可能な範囲が広がっている。
 
   
     
     
     
     
 これらを参考にして生コンの調合を検討する。