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コンクリート
コンクリート打込み
No. 25 チェック チェック内容 ポンプ車の設置場所と輸送管の配管方法の検討を行ったか
詳細説明 備考・記録
 コンクリートポンプによる圧送計画は、現地の立地条件,建物の形状,前面道路との関係,ポンプ車の機種などにより総合的に判断して最適場所を決め、コンクリート圧送時にコンクリートの品質ができるだけ変化しないように、輸送管の配管方法を検討する。
 ポンプ車の設置場所は、生コンの供給が容易にでき、配管計画にも便利な場所にし、ポンプ車1台に対し、2台の生コン車から供給できるようにすると能率的であるが、最近都心部の現場では、1台の生コン車で供給するのがやっとの現場が多い。特に道路を使用して施工する場合は、前面道路の交通渋滞を起こさないよう交通整理を行う必要がある。
 生コンの配車計画と実際とを同じグラフにまとめ、計画と大幅に異なった場合は、その原因を調査し、次回にその要因を取り除くよう努める。
 輸送管の管径は、通常建築工事では100Aと125Aが多く用いられる。輸送管は径が大きいほど圧送負荷が少ないが、配管の盛替え,筒先の移動などの際の作業性が悪くなる。したがって作業性の点からは100Aのほうが使いやすいが、以下の場合は125A以上を使用したほうがよい。
                                                         
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
@) 240m以上の水平配管    
A) 80m以上の垂直配管    
B) 下向き配管,または下り勾配の先に水平配管がある場合    
C) 単位セメント量が300kg/m3以下のコンクリート    
D) スランプ10cm以下の場合    
E) 軽量骨材を使用する場合    
 下向き圧送の場合、管内に空隙(ボイド)が生じる。再圧送すると空隙部をコンクリートが落下し、局部的に骨材が分離して閉塞する危険性がある。
 自然落下を防止するために、下部の水平管を長くして抵抗を大きくするか、配管先端に逆止弁を取り付けて圧送停止と連動させコンクリートが流れるのを止める,などの方策が必要である。