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コンクリート
コンクリート打込み
No. 34 チェック チェック内容 コンクリート天端均し施工中,モノリシック仕上げ天端のレベルの確認を行っているか
詳細説明 備考・記録
 コンクリートの打込み面をそのまま左官で均して仕上げ面とするモノリシックは、従来の床モルタル仕上げの工程が省略でき、後から床モルタルが浮くようなこともなく、非常に優れた工法ではあるが、コンクリートの打ち込み作業が完了した後でコンクリートの表面硬化を待って施工するため、夜間の徹夜作業となり、気温,天候,作業員の技量に左右される度合いが大きい。特に途中から雨が降り出した場合はモノリシックを諦め、後から薄塗り仕上げで補修するようになる。
 工場や倉庫の床のようにモノリシックがそのまま仕上げになる場合と、モノリシックの上にじゅうたんや、長尺塩ビシートを張る場合とがある。
                                                         
   
   
   
   
   
   
   
   
 じゅうたんの場合を除き、いずれの場合もこてむらが目立つため、左官のモルタル仕上げと同等の精度が要求される。そのため、コンクリートの均し精度が悪いと、後からモノリシックの左官仕上げだけでは均しきれない。
 コンクリートの天端均しは、以前は天端定規の当たりとなる天端レベルの押さえ方を種々工夫したが、最近の型枠支保工は、床のサポートを省略し、起りのついた仮設梁を用いることが多い。
 そのため、床の型枠にレベルを設けてもコンクリートを打ち込むに従って下がる傾向があり、コンクリートの天端レベルは、柱筋および周辺型枠のレベルによりコンクリートの天端高さを決め、スラブの中央部は、レベルにより高さを確認しながら施工するケースが多くなった。
 コンクリート打込み面でレベルをセットするのに、SRC造の場合は鉄骨柱に専用ブラケットを設けそこにセットしているが、RC造の場合三脚の据付け場所に苦労している。下の階から首長の台を立ち上げる場合や、レベル測量用のステージを組む場合等がある。
 最近では、事務所・デパート・工場・駐車場等床面積が大きい場合、モノリシックに手間がかかり、床均しの左官が集められないケースが多くなってきた。それを解決するため、簡易プロペラ式や騎乗式トウウェルを用いて仕上げているケースもある。
 この場合、過度に均すと表層が剥離するので注意する。