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コンクリート
養 生
No. 35 チェック チェック内容 コンクリート打込み当日の天候の変化への対策はできているか
詳細説明 備考・記録
 最近都市部での生コン工場の数が減少したため、コンクリートの打込み日を直前になって延期すると、なかなか希望通りに打込み日を決められない。そのため多少天候が悪くてもコンクリート打ちを強行する傾向があり、その場合は天候の変化への対策を十分考慮しておく必要がある。                                                          
   
   
   
   
 1)  降雨の場合    
   多少の雨はコンクリートの表面をシート養生するだけで十分であるが、モノリシック仕上げの場合、仕上げが不可能となる。その際はモノリシックのためのコンクリートのふかし分だけ下げてコンクリートを打ち、後からモルタルで仕上げる。SRC造の場合鉄骨の梁の下は雨だれが落ちるため、少しの雨でも仕上げ面の補修が必要となる。
 集中豪雨の場合はコンクリート打ちを中断し、コンクリート表面や梁の中に入った水が、コンクリートに混じらないよう処理する必要がある。
   
     
     
     
     
     
     
 2)  降雪の場合    
   積雪の可能性がある場合は早めにコンクリート打設を打ち切り、打設したコンクリートが凍害を受けないよう表面はシート養生を行い、打ち込んでない部分も型枠の内に雪が入らないようシートで覆う。
 夜間は、打ち込んだコンクリートが凍害を起こさないよう下階で採暖養生を行う。
   
     
     
     
     
 3)  強風の場合    
   夏期の強風はコンクリートの表面から水分の蒸発が早くなり、表面にひび割れが発生しやすくなる。そのためコンクリートの表面に風が当たらないよう周辺に囲いをするか、散水を行う必要がある。
 冬期は気温が低いと風の強い日は夜の冷込みも厳しく、コンクリートも凍害を受けやすい。凍害はコンクリートの表面だけではなく、デッキプレート,アルミ型枠,床PCF型枠の後打ちコンクリートも凍害を受けることがあるため、周辺は風が吹き抜けないよう用心する必要がある。