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コンクリート | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
□ | 養 生 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■ | No. | 39 | チェック | □ | チェック内容 | 基礎,梁側,柱および壁のせき板は,コンクリートの圧縮強度が5N/mm2以上,支保工は設計基準強度の100%以上を確認して取り外しているか | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
詳細説明 | 備考・記録 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
せき板の取外しは、コンクリートの養生の点からは遅ければ遅いほどよいが、型枠の転用の点からは早ければ早いほどよい。せき板を早期に取り外すと直射日光や風にさらされ、表面が過度に乾燥し、強度の発現が阻害され、耐久性能も短くなる。圧縮強度が5N/mm2以上になると、寒中でも初期凍害を受けることなく、せき板取外しの際もあまり傷がつかない。そのため、せき板取外しの前に必ずコンクリートの圧縮強度が5N/mm2以上あることを確認できるよう、コンクリートの供試体を採取しておく必要がある。 平均気温が10℃以上ある場合は、コンクリートの圧縮強度試験を省略し、基礎・梁側・柱および壁のせき板の存置期間(JASS 5-2003)に示す日数以上経過すればせき板を取り外してよいようにJASS 5では定めている。 床スラブ下,屋根スラブ下および梁下のせき板は、国土交通省告示では設計基準強度の50%以上の強度が出ていれば盛替え可能であるが、原則として支保工除去後せき板を取り外すこととなった。 スラブ下の支保工は、基本的には梁下の支保工を同じ設計基準強度の100%以上を確認してから取り外すことと規定している。これは、スラブの場合梁に比べ成が低く鉄筋比も小さいため、曲げひび割れが入ると剛性低下が著しく、有害なたわみが生じやすいためである。 上記より早く支保工を取り外す場合は、該当する部材に支保工取外し直後に加わる荷重を安全に支持できる強度を計算により求め、その強度を構造体コンクリートの圧縮強度が上回っていることを確認することが義務づけられている。この場合支保工取外し可能な圧縮強度は、最低12N/mm2以上なければならない。片持ち梁またはひさしの支保工に関しては、上記の早期取外しは適用されない。 |
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