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型 枠
材 料
せき板材料の準備
No. 18 チェック チェック内容 軀体条件や施工条件に応じたせき板が選定され,準備されているか
詳細説明 備考・記録
 せき板は、コンクリートに直に接する部材であり、要求されるコンクリート打上がり面の精度や、脱型後の表面状態を満足する材料を選定することが重要である。前述のように、近年、労務省力をねらった種々な工法に基づく材料がせき板として採用されてきているが、ここでは一般的に使われるせき板の種類と特徴を述べる。                                                          
   
   
   
   
1) 型枠用合板    
  @)  せき板として、最も多く使用されている    
  A)  日本農林規格(JAS)でその種類や規格が決められている    
  B)  軀体の種々な形への対応が可能で、現場加工がやりやすく、施工性も良い    
     
  C)  イニシャルコストも安く、管理費,維持費などが経済的である    
     
  D)  金属製型枠に比べて耐久性に劣り、転用可能回数が多くとれない    
     
  E)  現場加工が多くなり、加工時に残材が出やすい    
  F)  板の表面に樹脂をオーバーレイすることにより、耐久性やコンクリート打上がり面の状態を向上させることが可能    
     
2) 鋼性せき板(メタルフォーム)    
  @)  JIS A 8652(金属製型わくパネル)として規定されている    
  A)  剛性,耐久性に優れ、転用回数を多くとれる    
  B)  仕上がり面が平滑で、はらみなどが少ない    
  C)  端太材が少なくてすむ    
  D)  材料の現場加工ができないので、複雑な形状や、寸法が変化していく部位には向かない    
     
  E)  重量が重く、ある程度熟練しないと作業能率が上がらない    
  F)  運搬費,管理費が高い    
3) アルミニウム合金製せき板    
  @)  JIS A 8652に鋼性せき板と同じく規定されている    
  A)  軽量で作業能率が良い(メタルフォームの1/2の重量)    
  B)  一体の押出し製品のため、鋼性と同じく精度が良い    
  C)  複雑な形状や、寸法が変化していく形状には向かない    
  D)  イニシャルコストが高く、管理費が高い    
4) 金属製フレーム補強パネル    
  @)  鋼性フレーム,アルミフレームなどで補強されたオーバーレイ合板パネルや透光性を持った樹脂パネル    
     
  A)  特殊金物でパネル同士を連結し横端太材を取り付けて、大パネル化する    
     
  B)  面剛性が高く、コンクリートの打上がり精度が良い    
  C)  パネル化する手間は省力できるが、転用回数を多くとらないとコストメリットは出ない