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型 枠
解 体
解体の注意
No. 130 チェック チェック内容 建物の各部位別のせき板・支保工の最少存置期間を仕様書またはJASS5により確認を行ったか
詳細説明 備考・記録
 型枠の存置期間については、せき板および支保工を外す際におきるコンクリートの破損,ひび割れ等の障害を防ぐため、設計仕様書またはJASS 5に基づき、工事監理者(設計者)と協議の上決定する。
 JASS 5の基本仕様に基づいて施工する場合を下記に示す。
                                                         
   
   
   
1) せき板    
  @)  基礎,梁側,柱および壁のせき板の存置期間は、コンクリートの圧縮強度が5N/mm2以上に達したことが確認されるまでとする。ただし、せき板存置期間中の平均気温が10℃以上の場合は、コンクリートの材齢が基礎・梁側および壁のせき板の存置期間を定めるためのコンクリートの材齢(JASS 5-2003)に示す日数以上経過すれば、強度試験によらず取り外すことができる    
     
     
     
     
       
  A)  スラブ下および梁下のせき板を取り外す時期は、それぞれ支保工を取り外すときと同時とし、支保工の盛替えは原則として行わない。ただし、パーマネントサポート等を使用し、支柱を取り外すことなくせき板を外せる場合は、コンクリートの圧縮試験を行ってコンクリートの圧縮強度が設計基準強度Fcの50%以上であることを確認した後、取り外すことができる    
     
     
     
     
2) 一般スラブ,梁の支保工    
  @)  スラブ,梁の支保工の存置期間は、その階のコンクリートの圧縮強度が設計基準強度以上であることが確認されるまでとする    
     
     
  A)  支保工を前期@)より早く取り外す場合は、取り外しに必要なコンクリート圧縮強度Fcを適切な計算方法で求め、その階のコンクリートがFc以上であることを圧縮試験強度で確認した後、支保工を取り外す。
 ただし、圧縮強度が12N/mm2未満の場合は、存置期間より早く取り外してはならない
   
     
     
     
     
3) はね出しスラブ(梁付きを含む)の支保工    
  @)  はね出しスラブの支保工の存置期間は、コンクリート強度が設計基準強度以上であることが確認されるまでとする    
     
  A)  支保工除去後、そのはね出しスラブに加わる荷重が設計荷重を上回る場合には、前記@)の存置期間にかかわらず、計算によって十分安全であることを確かめた後、取り外す。
 ただし、設計の時点で施工荷重を考慮した断面をもつスラブの場合、および上階の施工荷重が下階のスラブに伝わらないような支保工工法を採用した場合は、この限りではない。
 それぞれの階のコンクリート強度が設計基準強度以上であることを確認した後、その階の支保工を取り外すことができる
   
     
     
     
     
     
     
4)  なお、建設省告示(第1665号)においても型枠および支柱の取外しに関する基準が定められているので、参照されたい