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防 水
アスファルト防水施工
施 工
No. 37 チェック チェック内容 指定箇所に増張り,浮し張りを行ったか
詳細説明 備考・記録
 下地の動きが大きいと予想される部分については、防水層の耐破断性を向上させるために小幅のルーフィング類で増張りをしたり、逆に浮し張り(絶縁テープ類を用いる)にして応力や変形の集中を避ける対策が必要である。
 増張りを必要とする部分は、パラペットやペントハウスなどの立上がり入隅,ドレン回り,比較的幅の狭い収縮ひび割れ,デッキプレートの短辺継手,工場成形板類の継手などである。
 増張り用ルーフィングは、伸びのよいストレッチルーフィングを幅方向で3〜4分割したものがよい。
 浮し張りをする部分は、動きが比較的大きい部分、たとえば工場成形板類の短辺継手などである。 
 
No. 38 チェック チェック内容 アスファルトプライマーは一様に黒いか
詳細説明 備考・記録
 プライマーの使用目的は、コンクリートからの湿分の透過を防ぐとともに、防水層の接着性を向上することにある。現在一般に使用されているプライマーは2種類あり、一つはアスファルトプライマーと称し、軟化点の低いブローンアスファルトをソルベントナフサなどの揮発性溶剤で2〜2.5倍に希釈したもので、通常のコンクリート下地に適する。
 もう一つはアスファルトにエポキシ樹脂と溶剤を加えた特殊プライマーで、湿分がやや多いコンクリートやALCパネルに適する。このほかに、鉄板面に適するゴム入りのプライマー,水溶系のプライマーもある。
 プライマーは十分塗布しないと所期の効果は得られない。表面色が茶褐色では不十分で、黒色になるまで塗布したほうがよい。
 いずれの場合も、ピンホールがないように塗布することが施工上のポイントである。