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防 水
アスファルト防水施工
施 工
No. 43 チェック チェック内容 露出防水で断熱仕様の場合,断熱材は浮き,反りなどがなく平らに張られているか
詳細説明 備考・記録
 下地の直上に防湿層としてアスファルトルーフィングを1枚張り付けた後に、イソシアヌレート系を含めたポリウレタン断熱材(表・裏面にアスファルトルーフィンのついたサンドイッチ板)を溶融アスファルトを櫛ごてにて塗布しながら張り付けていく。溶融したアスファルトを用いるため、断熱材の端部で反りが生じやすいので、断熱材を4枚張り合わせた交点上に、15kg前後の砂袋を接着力が生ずるまで(季節により異なるが1時間くらい)置いて押さえておく。断熱材を張り付けたら必ずその日のうちに1層目のルーフィングを張り付け、雨水や夜露による断熱材の吸水を防止しなければならないので、それに見合った面積の断熱材を張る。また、1日の工事終了時、断熱材の端末部分には雨水の浸入を防ぐための仮防水を行うが、万一の水の浸入を考慮して、断熱材のみは水上部分から水下方向へと張り付けていく。2層目からの防水層は水下から張り上げていく。また、アスファルトの高温のために断熱材が2次発泡することがあるので注意する。  
No. 44 チェック チェック内容 アスファルトルーフィングの張り方は,その接合部が水の流れに添っているか
詳細説明 備考・記録
 ルーフィングの張合せは10cmほどの張重ねをとり、さらに次に積層するルーフィング相互の重ね位置をずらすようにする。また重ねは原則として水の流れ方向に逆らわないようにする。したがって水下より張っていくとよい。なお、アスファルトは流し張りとし、刷毛塗り,あるいはモップ塗りなどとの併用はしない。これはアスファルトの性能改良により、一度アスファルトを塗布した上の歩行が困難になったためである。
 ルーフィングの種別ならびにそれらの積層方法の選択は、仕様書で規定される。従来は下地に全面接着する仕様が主であったが、下地湿潤にともなうふくれの分散,下地の動きにともなう防水層の破断防止のために、穴あきルーフィングを1層目に使用する仕様が多くなった。穴あきルーフィングを使用するときは、プライマー施工後にこれを敷き並べる。ルーフィング相互の重ね幅は約7cmとり、この部分のみアスファルトで張り合わせる。また、風などでめくれて移動するおそれがあるときは、要所をアスファルトで仮止めする。