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防 水
アスファルト防水施工
施 工
No. 47 チェック チェック内容 張り終い部の処理は適切か
詳細説明 備考・記録
 張り終い部の不良(納まりも含めて)は漏水事故に直結することが多い。部位別に、標準の納まり例を示す。
 いずれも、施工が確実にできる高さが必要であり、万一の軀体のひび割れ発生時にも、雨水は漏水しない側に流れるような納まりで、所定のように施工がされていなければならない。特に立ち上がり部の末端は長期間に垂れ下がることがあるので、末端部の納まり専用の金物類を用いる。
 庇の先端のように立上がり高さがわずかしかない場合は、防水層の末端が通常の雨で洗われるおそれがあるので、増張りを行い末端部のシールを完全にする。さらに立上がり部末端は、金物類で納める。
 
No. 48 チェック チェック内容 1日の作業終了時の仮養生は十分か
詳細説明 備考・記録
 防水層は数枚のルーフィングを張り重ねて得られるが、大規模面積になるほど工事期間中に降雨や夜露の影響を受けやすい。したがって1日の工事終了時には、雨露の影響を受けにくい処置が必要である。
 アスファルトフェルトおよび穴あきルーフィングが仕様に含まれるときは、必ずその上のルーフィングを張り重ね、吸水あるいはルーフィング下面への雨水の浸入防止策をとる。したがって、工程能力を検討し、1日に2枚張りできる範囲に施工をとどめる。
 工法は、水下から張りあげていくので雨水の浸入のおそれは少ないが、最も水上部分の末端部はアスファルト系シーリング材で仮シールし、1日の工事終了とする。
 断熱材が使われる場合についても同様で、雨水の浸入防止処置ならびにアスファルトルーフィングを1枚張り付け2枚張りとする。さもないと断熱材あるいはジョイント部に雨水が浸入し、防水工事すべてがやり直しになるおそれが多い。