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カーテンウォール
設計図書の確認
耐力性について
No. 10 チェック チェック内容 耐風圧性能の確認を行ったか
詳細説明 備考・記録
 建築基準法施行令(以下、令と略す)第82条の五に「屋根ふき材,外装材及び屋外に面する帳壁(CW)については、建設省公告(以下、告と略す)平成12年1458号による風圧に対して構造耐力上安全であることを確かめなければならない」とある。また、高さ60mを超える建物は、指定性能評価機関の評価を受けることになっており、風圧力を前記「建築物荷重指針/風荷重」とする場合もある。設定値が適合しているか確認する。
 平成12年告1458号による風圧力の設定値は、ほぼ全国一律であった旧法から大きく変わったので、その概略を以下に示す。
 
 風圧力 W(N/m2)=q×Cf
q: 速度圧(N/m2) = 0.6・Er2・Vo2
  Er: 平均風速の高さ方向の分布を表す係数
  Vo: 過去の台風の風害に基づいて定めた基準風速(m/s)
  Cf: ピーク風力係数(風洞試験あるいは同告示に示される値)
 Erに影響する地表面粗度区分と建物高さの関連は粗度区分と建物高さによる区分けである。また、Voは全国を主に市・郡の単位で30〜46m/sに分類している。例示するVoの例示(建設省告示(平成12年1454号))は、主に県庁所在地を示しているが、( )内の府・県とあるのは、域内一律である。
 Cfは、地表面粗度区分と建物高さに関連した複雑な計算結果によるため省略するが、負圧のみに局所負風圧の範囲の局所風圧が設定されている。また同告示には、風圧力に対するガラス厚さを決める次式が定めされている。
  P= 300k1k2 ( t+ t2 )  
  A 4  
 設定されたガラス厚さが適合しているか確認する。
 なお、合わせガラスは中間膜を除いたガラスの合計厚さとし、被層ガラスはそれぞれのガラスごとに上式で計算した値のうち、小さい値としている。
 ここに、 P: 許容耐力(N/m2)
  k1: ガラス主ごとに定めた数値
  k2: ガラス主ごとに定めた数値
  (共に省略)
  t: ガラスの厚さ(mm)
  (注)合わせガラス,複層ガラスに対するただし書きあり
 
  A: 見付面積(m2)