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カーテンウォール
設計図書の確認
耐力性について
No. 11 チェック チェック内容 耐地震慣性力性能の確認を行ったか
詳細説明 備考・記録
 令第39条2に「屋根ふき材,外装材及び屋外に面する帳壁の構造は、構造耐力上安全なものとして国土交通大臣が定めた構造方法を用いるものとしなければならない」と、また、昭和46年告109号第3の一に「地上3階以上の建物の屋外に面する帳壁及び支持構造部分は、荷重又は外力により脱落しないように構造耐力上重要な部分に取付けること」とある。
 CW部材に作用する地震の慣性力は、面外,面内,鉛直の三方向に分けて検討している。その大きさは、建物の剛性等によるため一概には決まらないが、一般には、次の地震力係数にCW部材の自重を乗じた値が設定される。なお、仕様書で独自に定めている場合もある。
                                                         
   
   
   
   
   
   
   
  ・水平方向(面内力,面外力)に対する係数:1.0    
  ・鉛直方向(鉛直力)に対する係数:0.5    
 次に、設定値とその根拠を確認する。
 上記の耐力値を2項目の一般的な確認内容は、設定値に加え、CW部材の自重による長期荷重を考慮して、次のようになる。
   
   
   
CW部材が移動しないこと    
CW部材,支持金物等が破損,脱落しないこと    
ガラスを除くCW部材の変形が、支点間距離の1/150以下,絶対量20mm以下で、かつ、有害な残留変形がないこと。    
     
 この変形の制御は、CW部材にはめ込まれたガラスの破損防止のためであり、変形量を必要以上に小さく設定することは、あまり意味をもたない。
 これらの内容を主に力学計算で求め、設定値に適合しているか確認する。これらは一般に金属部材で問題となり、PC部材では支持金物以外は問題になることは少ない。