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カーテンウォール | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
設計図書の確認 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
□ | 遮断性について | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■ | No. | 14 | チェック | □ | チェック内容 | 水密性能の確認を行ったか | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
詳細説明 | 備考・記録 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シール材が充塡される目地では、シール材が確実に接着していれば、どんな強風雨でも漏水することがない。したがって、ここでいう水密性とは、定形材料(ガスケット等)で確保している部位(主に可動サッシや等圧工法等)に限定させる。 法的規制はなく、設計者が定める。 一般的には室内外の圧力差(PaまたはN/m2)が設定させる。 高層建物では、慣例的に正の最大風圧の1/2とすることもあるが、本来は、建設地で降雨時にどの程度の風が吹くかを過去の気象観測地より推定して設定すべきである。平成13年版の「建築工事監理指針」に掲載されていた降雨時の風圧が参考になる。これによると地域差が著しく、概して台風の常襲地域が高く、東北以北と内陸の各地が低い傾向がわかる。また、設計風速を瞬間最大風圧としてこの比率を乗じると、水密性能値としてはかなり安全側になる。一般的な建物では、水密性能から選択することも多い。 なお、風圧は高さが高いほど大きいので、高層部など設定値を大きくする必要がある。 設定値とその根拠を確認する。 性能確認は、JIS A 1517(建具の水密性試験方法)に類する実物大の試験以外では困難である。したがって、過去に実施された類似断面のCWまたはサッシの試験結果を参考にして、設定値に適合しているか確認する。 シール材を充塡する目地は、確実なシール施工が納まりであることおよび前掲の変位追従性に示した目地幅であることを確認する。 さらに耐久性向上からは、シール材の一部に不具合が生じてもただちに実害をともなう漏水にならない納まり(2段階止水をや排水機構の採用など)とすることも重要である。 |
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