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金 属
材料の特徴
No. 17 チェック チェック内容 鋼材の形状・種類の確認を行ったか
詳細説明 備考・記録
 金属工事でよく使用される鋼材は、棒鋼・形鋼・鋼管および軽量形鋼などであり、それぞれ下記の日本工業規格に詳述されている。  
  鉄筋コンクリート用棒鋼……JIS G 3112
  熱間圧延形鋼の形状,寸法,重量およびその許容差……JIS G 3192
  一般構造用炭素鋼鋼管……JIS G 3444
  一般構造用角形鋼管……JIS G 3466
  一般構造用軽量形鋼……JIS G 3350
 形鋼は各種形状の一定断面をもつ条状の鋼材で、形鋼の断面形状と種類(JIS G 3192)に示す形状のものがある。
 また軽量形鋼は、熱間圧延鋼帯をロールフォーミングで長手方向に連続形成したもので、断面形状は軽量形鋼の断面形状と種類(JIS G 3350)に示すようなものがある。
No. 18 チェック チェック内容 耐候性鋼の種類の確認を行ったか
詳細説明 備考・記録
 耐候性鋼は普通鋼にCu,Cr,P等の元素を添加した低合金鋼で、JIS G 3114(溶接構造用耐候性熱間圧延鋼材)およびJIS G 3125(高耐候性圧延鋼材)が定められている。
 耐候性鋼の錆層は粒子が細かく密着性に優れた安定錆となり、水分や酸素が鋼材の地肌に達するのを妨げ、保護被膜の役割を果たすため、地鉄の腐食速度が普通鋼に比べて遅くなる特性をもっている。
 耐候性鋼には、通常塗装して使用するものと無塗装で使用するもの(裸使用あるいは錆安定化処理を施す)がある。わが国では環境条件が厳しく安定錆を得にくいことや、所期の錆汁による汚染を防止することなどから無塗装裸使用されることは少なく、金属酸化物被膜を人工的に形成させる錆安定化処理を施すか、塗装して使用されることが多い。塗装して使用する場合でも塗膜の密着性がよく、塗膜が破れた部分でも耐食性が高いことから、普通鋼に比べて塗膜の塗替え期間が長くとれる利点がある。
 耐候性鋼といえども、水やほこりがたまる形状やコンクリート埋込み界面など、常時湿潤状態におかれる部分では、安定錆が形成されず急激に腐食が進行するので、使用上の注意が必要である。