------------------------------------------------------------------------------------------

------------------------------------------------------------------------------------------

Google

------------------------------------------------------------------------------------------

金 属
取付け
後付け工法
No. 52 チェック チェック内容 あと施工アンカーの種類の検討を行ったか
詳細説明 備考・記録
 後付け工法に使用される「あと施工アンカー」は金属拡張アンカー,接着性アンカー,その他のアンカー類に分類される。
 金属拡張アンカーは、コンクリートなどの母材にあらかじめあけた孔に拡張部をもつ金属製のボルト等を装塡して、打撃または回転締付けを行って拡張部を孔壁に食い込ませて機械的に固定するアンカーである。アンダーカットアンカーは、アンダーカットされた孔内で、アンカーの金属製の拡開部がアンダーカットされたコンクリート面に対し機械的結合が行われ、いわゆる「支承結合」となり、アンカー強度を発揮する。接着系アンカーは、カプセル型と注入型に分けられる。カプセル型は母材にあけた孔に接着材入りのカプセルを装塡し、回転あるいは打撃を加えて孔内に充塡しボルトを固定するもので、接着剤の種類により不飽和ポリエステル系,エポキシアクリレート系,エポキシ系および無機系に分けられる。
 あと施工アンカーは、いずれの場合も、コンクリート等母材の強度や欠陥(豆板,ひび割れなど)の有無と、アンカーの埋込み深さ,間隔,へりあき寸法などがその耐力と密接にかかわる。
                                                         
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 軸方向と直角に荷重がかかってアンカーに曲げが生じる場合は耐力が低下することがあり、アンカーが常時振動を受ける場合は、緩みが生じることがある。したがって、アンカーにかかる負荷に注意する。
 軽量物取付け用アンカーは、本体にセットされた心棒を打ち込んだりねじ込んだりすることにより拡張部が広がって母材に固定されるものや、母材にあけた孔に差し込んだスリーブに釘を打ち込むとスリーブの先端が開いて固定されるものなどがある。
 このほかに「発射打込みびょう」(JIS A 5529)があるが、施工に当たっては、びょうが母材を貫通することがないよう母材の厚さや強度を確認しなければならない。また「鉄砲刀剣類所持等取締法」および「火薬取締法」の規制を受けるので取り扱いに十分注意する。