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ガラス
一般事項
事前打合せ
No. 1 チェック チェック内容 意匠図の立面図および建具リストなどでガラスの品種別区分の確認を行ったか
詳細説明 備考・記録
 耐風圧性,遮音性などの要求性能に対して、ガラスの品種・板厚が適正であることを確認し、立面図に最終決定後の品種・板厚を色分けしたものを作成する。
 耐風圧性では、平成12年建設省告示第1458号(基準風速,地表面粗度区分は1454号による)により、風圧力やガラス板厚の計算式が変更されている。
 最近は、省エネなどの断熱性や結露防止を考慮して複層ガラスの使用が多くなっているが、複層ガラスは単板よりも遮音性が劣るため遮音性を考慮して意図的に異厚の組合せの複層ガラスとすることもある。
 
No. 2 チェック チェック内容 ガラスの品種による特性についての確認を行ったか
詳細説明 備考・記録
 次に示すようにガラスの品種別の特徴と問題点をメーカーカタログ等で確認しておく必要がある。
 強化ガラスは、表層の傷の進行や異物(硫化ニッケルなど)の混入により自然破壊を生じることがある。破損時は細かい粒状になり、安全ガラスと称されているが、飛散防止の面からフィルムを張る場合が多い。ただし、ガラス手すりにおいて、自立したガラスから手すりを支持する構法は、破損時に原形を留めないためにガラスの落下や墜落の危険性をともなうので、脱落防止のための対策(ガラスを自立させないで支柱を設ける,4周または上下を枠で支持するなど)を講じる必要がある。
 熱処理したガラス(強化ガラス,倍強度ガラスなど)は、歪みによって表面に凹凸があるため、映像が乱れることは避けられない。また、複層ガラスは温度によって内圧が変化して映像のゆがみを生じる。これを避けるため厚いガラスを外部側に配置することが望ましい。