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ガラス
はめ込み構法(サッシ等の溝にはめ込む場合)
事前打合せ
No. 16 チェック チェック内容 ガラスとサッシ等のはめ込み溝との間のクリアランスおよびかかり代が,耐風圧性,耐震性,熱割れ防止性などの性能を満たし,かつ取付け作業に適しているかの確認を行ったか
                       
詳細説明 備考・記録
 JASS 17では、中桟のない建具の場合におけるガラスはめ込み溝とガラス取合い部の面クリアランス,エッジクリアランスおよびかかり代について、次に示すものを標準としている。
 面クリアランスは、JASS 8(防水工事)に基づいて算出するが、施工性から板厚10mm以下では5mm,板厚12mm以上では6mmを下限値とする。
 エッジクリアランスは、地震などによる建物の層間変位,ガラスおよびサッシの寸法公差等を考慮して定めるが、左右は板厚以上,下部は排水性を考慮して7mmを最小値とする。
 かかり代は、10mm以上とし板厚の1.2倍とするが、熱線吸収板ガラスや熱線吸収熱線反射板ガラスの場合は熱割れを考慮して1.0倍とする。
 なお、標準的な三方押縁の場合におけるガラスはめ込み溝とガラス取合い部の面クリアランス,エッジクリアランスおよびかかり代についての寸法標準が、グレイジングの構法別に示されている。なお、JASS 17以外に、JIA A 4706や国土交通省の「公共建築工事標準仕様書」などにもこれらの寸法が規定されている。
 
No. 17 チェック チェック内容 ガラスのはめ込みに用いるセッティングブロック,バックアップ材,グレイジングガスケット(ビード,チャンネル等)などは、要求性能を満たすものであるか
                       
詳細説明 備考・記録
 セッティングブロックは、ガラスがサッシに接触することを避けるためにエッジクリアランス部に挿入するもので、下辺のものはガラスの重量を受ける。接触したシーリング材を変色や硬化不良を生じさせないものであることを確認する。バックアップ材は、面クリアランスとシーリング材の充塡深さを確保するものである。
 グレイジングチャンネルは、チャンネル内に侵入した水が滞留するので、合わせガラスおよび複層ガラスのはめ込みには用いない。グレイジングビードは、長い年月の間に収縮してはずれたり、あるいは脱落したりする。