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塗 装
金属系素地面の塗装
金属面塗装
No. 46 チェック チェック内容 防食を主目的とする塗装の場合に塗膜を測定し,そのばらつき程度を確認したか
詳細説明 備考・記録
 塗膜による防食は膜厚が厚く均一に形成されていることが重要であり、施工管理の一手段として膜厚を測定し、その結果に基づく必要がある。
 塗膜厚の測定には、塗装作業をしながら未乾燥塗膜の塗り厚を測定する方法と完成した塗膜厚を測定する方法とがある。
 未乾燥塗膜における厚さ測定はウエットフィルムゲージを用いて測定するが、ウエットフィルムゲージには各種のタイプがあり、上から垂直に押さえて測定する方法が代表的で、乾燥後の塗膜厚を間接的に知ることができ、施工により発生するばらつきを抑えるために効果的である。
 一方、完成した塗膜厚を測定するには、磁性金属上の非磁性塗膜の厚さを測定する方法で電磁式塗膜計を用いるのが代表的なものである。塗膜厚さは素地の粗さによって変化して、ばらつきを生じる。
 一般に塗膜厚管理基準については鋼橋部門の塗装において確立しているものが多く、国土交通省関係の測定管理基準例がある。
 
No. 47 チェック チェック内容 亜鉛めっき面の錆止めペイントは適切な塗料が使用されているか
詳細説明 備考・記録
 亜鉛めっき面はきわめて活性に富むため、油変性の塗膜と反応し亜鉛石けんを生成したり、異種金属材料と反応したりする。このため塗膜の劣化がはげしく、付着性不良を生じ、剥がれやすい。
 そのため、亜鉛との相性のよい金属化合物である鉛酸カルシウム顔料を含有させた塗膜を用いると亜鉛面との反応が抑制され、亜鉛石けんが生成されずに安定して耐久性の良好な塗膜を形成するなど、下塗りに配慮が必要である。
 特に最近の傾向としては、エッチングプライマーの施工が難しく、管理がしにくいため、下塗りに2液形変成エポキシ樹脂プライマーを用いる仕様が多くなっているので十分な確認が必要である。