データベースからのデータ取り出し
 指定した点名の標高をデータベースゾーンから取り出し表示する方法を以下に記述します。
A B C D E F G H
1 データベースゾーン データ指定ゾーン
2 点名 標高 点名 標高
3 A1 10.223 B1 11.532 ←@
4 A2 13.442 A3 12.334 ←A
5 A3 12.334
6 B1 11.532
7 C1 11.876
8 D1 13.225
←計算ゾーン
@ =INDEX(B3:B8,MATCH(D3,A3:A8,0),1)
解説: D3のセルで入力した点名(B1)に一致するデータをデー
タベースゾーン(A3〜A8のセル)から探し出し、その標高
(11.532)を表示する。
A =INDEX(B3:B8,MATCH(D4,A3:A8,0),1)
解説: D4のセルで入力した点名(A3)に一致するデータをデー
タベースゾーン(A3〜A8のセル)から探し出し、その標高
(12.334)を表示する。
関数の補足説明
    INDEX:指定したセルの範囲または配列から行,または列のセルの値を参照して取り出します。
文法/書式
INDEX(◎,【○】【,●】【,☆】)
◎:セルの範囲または配列または範囲名(複数の範囲を指定する事も可能)
○:行番号(セル範囲,配列が1行だけなら省略可能)
●:列番号(セル範囲,配列が1行だけなら省略可能)
☆:複数のセルが指定される時に対象範囲の順番の指定
    MATCH:
INDEX(◎,○,【,☆】)
◎:検索する対象の数値または文字列(大文字と小文字の区別まではしてくれません)
○:検索する値
☆:検索の方式
1,省略: 検索する範囲を昇順に並べ替え、検索する値がないとそれより小さく、かつ最も
近い値を検索します。
  -1: 検索する範囲を降順に並べ替え、検索する値がないとそれより大きく、かつ最も
近い値を検索します。
0: 検索する値と同じ結果のみを返します。検索出来ない時は#N/Aのエラーを返し
ます。
※ひとことコメント(その@)
  INDEXとMATCHを使う事でどの様な事が可能になるか?
 この項目自体は測量計算とは、直接関係無い様にも思えますが、INDEXとMATCHを使いこなす事に
よって指定した点名の座標の取り出しなど、様々な処理に汎用的に使う事が出来ますので覚えておくと
非常に便利だと思います。