観測角のラジアン変換
 観測角の角度を、度分秒の単位からラジアンへ変換する計算式の内容を以下に説明します。
A B C D E F G H I J K
1
2 観測角 角度変換 rad
3 20 - 53 - 43 20.89528 0.364691
4
5 @ A
6
←計算ゾーン
各番号内のセルの計算式
@  =(A3*3600+C3*60+E3)/3600 解説: 角度を小数点の形に変換する。
A =F3*PI()/180 解説: @で求めた数値をラジアンに変換します。
関数の補足説明
PI(): 円周率πの近似値3.141592653589…を返します。この数値の精度は12桁です。
文法/書式
PI()
引数はありませんが、括弧()は省略できません。
※ひとことコメント
  何故、角度をラジアン(rad)に変換する必要があるのか?
 Excelの場合、サイン(SIN)やコサイン(COS)の角度計算が、全てラジアン単位でしか行わない為、
入力した観測角をラジアンに変換した上で計算する必要があります。その為、一度入力した度分秒
単位の角度をラジアンに変換する様な式が必要になってくる訳です。
例)角度30°のSINをExcelで計算する場合。
 角度30°のサイン(SIN)をExcelで計算する場合以下の様な式となります。
  =SIN(30*PI()/180) → 0.5