コース1日目:8月7日,8月8日
23:50 新宿(急行アルプス) → 4:31 松本(私鉄) → 5:10 新島々(バス)
→ 6:20 上高地
→ 9:20 横尾山荘 → 10:10 涸沢本谷橋 → 11:50 涸沢ヒュッテ(泊) |
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上高地(河童橋)から穂高方向を望む |
涸沢から見る北穂高岳,涸沢槍方向を望む |
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涸沢のに立てられたテントの数々 |
涸沢から見る吊尾根と前穂高,奥穂高方向を望む |
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夕暮れの北穂高岳 |
コース2日目:8月9日
雨の為、涸沢ヒュッテにもう1泊滞在(移動なし(^^;)) |
雨の日の涸沢テント群 |
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コース3日目:8月10日
5:45 涸沢ヒュッテ → 7:30 穂高岳山荘 → 8:00 涸沢岳 → 8:30 穂高岳山荘
→ 11:30 涸沢ヒュッテ
→ 13:35 横尾山荘 → 16:20 上高地(バス)→ 18:45 松本(スーパーあずさ14号)
→ 22:30 新宿
※本当は 21:06 が到着予定だったが、大雨で松本,茅野で一時電車がSTOPした為、到着が遅れた。 |
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涸沢岳山頂(3110m) |
涸沢コラム1:本当は・・・
今回の山行、本当は奥穂高岳と涸沢岳の両方を登る・・・と、いうのが当初の計画だったのだが、1日目以降、あまりにも天気が悪かったのと、待ってもあと数日雨・・・という天候だったのと、涸沢岳のみで下山すれば、自分の足ならもう1泊しなくても帰れる・・・という予定とで、今回奥穂高岳をパスして下山してしまった。
普通ならどちらか・・・となれば、奥穂高岳を選ぶ人が多いのかもしれないけど、思った以上に風雨が強い上に奥穂高を選択すれば、多分もう1泊はいるかも・・・という時間的なモノで目の前(本当はガスで見えてないけど)まで来て断念してしまった。・・・その方が、また来よう・・・という気にもなるし・・・なんて納得させて。
それと、7年振り位に登るアルプス級の山・・・という事で、天候の事もあったのて、少し自信がゆらいだから無理はやめておこう・・・が一番の本音だったのかもしれない。しかし、涸沢岳までは登った事で、少しは感覚が取り戻せたかな〜とも思った。
涸沢岳は、穂高岳山荘から奥穂高とは反対側に立つピークで、ガイドにも穂高岳山荘からは難なく登れる・・・と、書いてあった通り強風でも難なく登る事が出来た。ただ、ザイテングラードの部分は、ガイドでは難易度中位とはなっているが、やはり穂高・・・らしく危険な場所も数箇所あり、慎重を要する気はしました。この日は雨も降っていたので、特にそう思ったのかもしれませんが・・・
奥穂高については、”いつか”の課題となりました。 |
ザイテングラードから見る、涸沢ヒュッテ |
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途中で慣れたカモ?が足元に近付いたので写真を撮ってみました。 |
涸沢コラム2:天空の少女
穂高ルートでは、一番簡単と思われる涸沢岳に登頂した時、自分とは反対側から一人の大学生位の女性がやって来た。どう考えても、反対側からしか来ていないし、反対側といえば、北穂高〜涸沢槍〜涸沢岳の危険系のルート・・・おまけに雨もそこそこ風は強いこの天候・・・思わず、
『ひょっとして、北穂から来たんですか?』
と聞くと、
『はい・・・』
という返事。詳しく聞くと、朝に北穂山荘を出発して、ここまで来た・・・との事。おまけに自分が雨で涸沢ヒュッテで一日パスしたその日は、槍ヶ岳から北穂の方へ来ていた・・・と言う。この道大キレットと言われる難所で、このルートをあの雨の日に・・・と思うと、思わず尊敬・・・と言った感じ。
『さすがに飛騨泣きを通る時は、雨と雷と誰も出会う事はなかったのでめげそうになったかな〜』
なんて笑顔で話すこの華奢な女性の何処にその勇気を度胸があるのか?と、思ったのと同時に、テント泊で移動するというその姿勢は、自分などの山小屋族ではなく、本格的な山の人の感覚を覚えた。”山男”ならぬ”山女”でしょうか?(けど、本当はすごく可愛らしい感じの女性だったので、この言葉は似合わないのですが・・・)
穂高岳山荘まで、そういう話をしながら下り、結局そこでテント泊する・・・という事で別れました。今回の自分の山旅の一種の清涼材の様な感じを覚えた出来事でした。(^^) |