寒風山


登山日:2002年10月11日

登った山:寒風山(高知県,愛媛県) 1763m

コースタイム:10:15 登山口 → 10:50 桑瀬峠 → 11:45 寒風山 12:05 → 12:52 桑瀬峠 13:00 → 13:28 登山口

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ちょっとだけコメント
  寒風山は高知県と愛媛県の県境に存在する山です。国道194号線から見ると、特徴的な山容の寒風山と、なだらかな山容の笹ヶ峰が並んで見える所はなんとなく印象的な様な気がします。
  寒風山は昔高知新聞でシリーズ掲載されていた四国百山という企画で一番最初に紹介された山でもあり、特に高知県の山を登る人ならまず知っている山でしょうか。
  山は最初の桑瀬峠までの道が林の中のジグザグの道で結構勾配がきついのと、寒風山にとりかかる最初の岩山の部分が、一部鉄の階段があったり、山の片方が切れ落ちて少し緊張する部分もありますが、日頃山に登っている人なら問題なく登れる山です。ただ、日頃運動不足の人がハイキング気分で登ると、途中でダウンして引返すのでは・・・と思われます。
  標高は登山口が1120m位、桑瀬峠が1451m、寒風山山頂が1763mなので、結構な高低差を登る様になります。

国道194号から見える寒風山の特徴的な山容
(新寒風山トンネル高知県側入り口付近から)
桑瀬峠(1451m)から見る寒風山
寒風山コラム1:昔の難所から・・・
  昔は寒風山付近と言えば、国道194号線の最大の難所だった・・・という記憶がある。今は山の下の方を5800m位という四国では最大級の新寒風山トンネルが開通したので、この道も快適なモノになってしまったが、それでも旧道の方も、四国の屋根を縦断する瓶が森林道〜石鎚スカイラインなどと連結されている事もあって、今でも観光でマイカーが通る事の多い道でもある。しかし、観光位でしか通らないので、昔に比べると、旧道は随分と静かな道になった事は確かであると共に、改めてこの道を車で通ると、過去この道を大型のトラックとか(この道結構昔からトラックとかの往来が多い道だった)バスとかがすれ違っていたんだな〜と思うと、ちょっとぞっとするかも・・・なんて思ったりもします。
  寒風山はそんな旧道の一番高い所、旧寒風山トンネルの高知県側の方から登り始めますが、いきなり視界のあまりない林の下の道の急勾配から始まる・・・これは、ちょっとハード・・・なんて思いながら、途中のブナとか広葉樹の大木に時々”ほ〜・・・”なんて気を紛らわしながら登り、視界が良くなって来たと思ったら、桑瀬峠へ・・・
  けど、桑瀬峠からは、右の寒風山を見ても左の伊予富士を見ても、存外遠いって感じがする山の大きさので、桑瀬峠からの最初の感想は”え〜まだこんなに距離があるのか〜”なんて思った次第であります。四国の山というと、どちらかと言うと、近くまで林道とかがあって、勾配のキツイ道とかを登ったら、あ・・・あそこが頂上か・・・なんて思う距離が一般的に多い様な気がしますので。(^^;)ただ、久々に四国で”山を登る”を実感した場所でもあった様な気がした今回の山登りでした。
寒風山取り付き手前から見る寒風山
登山途中に広がる紅葉(その1)
登山途中に広がる紅葉(その2)
稜線手前から見る寒風山
寒風山山頂(1763m)

寒風山山頂から眺める360°の各パノラマ

手前から

伊予富士(1756m)
※富士とは似合わない山容のギザギザの山

東黒森(1735m)
※伊予富士の右奥

手箱山(1806.2m)
※一番奥の右側

筒上山(1859.3m)
※一番奥の一番高い山
瓶ヶ森(1896.5m)
※一番高い山

西黒森(1861m)
※瓶ヶ森の少し手前右
笹ヶ峰(1859.7m)
※中央の丸い山容の山

ちち山(1855m)
※笹ヶ峰右横奥の山
冠山(1732m)
※中央のとがった山

平家平(1692.6m)
※平家平右横奥の丸い山
東赤石山(1707m)
※中央奥の山
寒風山山頂から瀬戸内方向を望む
寒風山山頂から高知県方向を望む