コラム1:霧の屋根
朝、高知の自宅を出発した時は晴れていたので、今日は快適な登山が楽しめるな〜なんて思ったのだが、麓から石鎚スカイラインを登っていくと、だんだんと霧・・・晴れている時は、途中土小屋の付近で石鎚を見たりするのですが、全く見る事も出来ずに霧・・・おまけに寒い・・・といった感じでした。今回は最初の西黒森は瓶ヶ森〜西黒森の縦走ルートを予定していたのですが、瓶ヶ森の登山口に行くと、霧と強風でこの状態で縦走はきっついな〜・・・という事で予定を変えて、風の吹きにくい南面を行く神鳴池〜西黒森ルートに変更して、今回の山行きは始まりました。 |
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神鳴池(今は水がないのですが、昔は水をたたえていたという伝説もあるみたいです) |
縦走路付近から見る西黒森(黒森通り今回は霧の黒い森といった感じでした) |
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西黒森山頂:1861m |
コラム2:西黒森
西黒森は、瓶ヶ森の隣にある山で、標高はそれなりに高いのですが、隣に瓶ヶ森,向こうに石鎚・・・という事で、標高の割に登る人の少ない不遇の山の様にも思います。頂上付近は、結構笹が道を覆っていて歩きにくい箇所などもあります。あと、縦走路から西黒森に分岐して、直登する最後の5分位の傾斜は結構きつく、足元も滑り易いので、特に下りは笹を掴みながら降りないと少し危険かな〜みたいにも感じました。
登り始めは少し寒く感じたので、最初中にトレーナーを着込んで登ったのですが、登ると結構暑くなってきて、結局Tシャツの上に半袖のシャツ・・・といった登山でした。けど、まだこれでも大丈夫って感じるトコは、四国に関しては本格的な寒さはまだなのかな〜とも感じました。 |
霧のウラジロモミ(西黒森〜神鳴池にて) |
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雲の下に広がる高知県の山並 |
自念子ノ頭山頂:1701.5m |
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コラム3:自念子ノ頭
ジネンゴのかしらと読むらしいです。この山は、下の写真を見ても分かる様に登山口からそれほど距離がないので、あっけなく山頂に行ける・・・といった山です。しかし、縦走道は、山の南面途中を巻いていて、そこから頂上への指導標がないため、一瞬頂上は何処?みたいに思うかもしれません。(途中から上に分かれている道をたどれば、山頂に行けます)あと、山頂へ行く道が半分以上笹に覆われていて、足元が見にくいため、その辺が少し登りにくいと感じる事でしょうか・・・
山頂へは、遮るものが何もなく見晴らしのいい登山となりそうですが、今回は霧で思う様な景色は眺める事が出来ませんでした。ついでに、登る前に出会った年配の夫婦がここのリンドウの花を見に今回は来た・・・という話を聞いて、それも楽しみにして登ったのですが、(その夫婦はゆっくり行くから・・・という事で、自分よりも遅れて登っていました)そちらも確かに日当たりが良いルートだけあってそれなりにリンドウはたくさんあったのですが、日が陰っていたため、花はあまり開いてなくて、残念かな〜という感じでした。それを見に来ていた夫婦はもっと残念に思ったのではないでしょうか・・・
山から下りると、バイクの青年がくつろいでいて、少し話しをしたのですが、麓はそれなりに快適だったけど、瓶ヶ森林道付近に来ると、急に霧になってこんなに寒くなるとは思わなかった・・・なんて話してました。途中からカッパなども着て4枚位重ね着してもまだ寒い・・・とか。その青年は、寒風山の方から来たみたいで、石鎚スカイライン方面へバイクを走らす・・・と言っていました。自分はそちらの方向から来たので、バイクで行くなら、瓶ヶ森の近辺は風が抜ける箇所が数箇所あってもっと寒く感じるかもしれんで・・・とか話して別れました。ちなみに自分は、その青年の来た方向へ向かって帰りました。 |
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東黒森登山路から見る自念子ノ頭
(中央の一番高い三角の山) |
アキノキリンソウ?
(東黒森登山路にて) |
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東黒森南壁 |
東黒森山頂:1735m |
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コラム3:東黒森
この山は、今回登った3つの山の中ではいちばん登りやすい山ではないでしょうか。(もっと笹を整備したら、自念子ノ頭の方がもっとお手軽ですが)自念子ノ頭から反対方向(少し車で移動しますが)に登ると東黒森に登れます。ここも山頂に登れば、東は伊予富士〜笹ヶ峰,西は自念子ノ頭〜瓶ヶ森・・・と見えるらしいのですが、今回は他の山同様何も見えません状態でした。ここでは、山頂で親子?(と言っても息子は自分より見た目は上そうに見えたけど)に出会いました。その人達は、次のピークの伊予富士からやってきた・・・と言っていました。自分にも行きますか?と聞いていましたが、『視界の見えない四国の縦走はパスかな〜』って返答した次第です。(^^;)
今回の山行は、景色は×でしたが、雨も降らずそれなりに自分なりに楽しめたのではないかな〜と自己満足して終わった一日でした。(とりあえず3つも山を登ったし)
あとは、最近運動している+体重が10キロも減った事もあって、山登りのスピードが昔まではいかなくてもだいぶ上がってきたな〜とも感じました。ちなみに比較的早く帰宅したので、帰った後も7kランニングしたのですが、そんなに疲れは残ってませんでしたし。これが一時期のデブだった時は、これ位動いたら、たぶん帰ったあとダウンしてたと思いますし、こんなコースタイムでは登ってないと思います。 |
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伊予富士:1756m
瓶ヶ森林道にて
(けど富士山とは似付かない様な山容の気もするのですが・・・)
※今回は登りませんでした。 |