さよなら・・・
君の声が僕の耳を通り抜け
こだまのように遠くで響いてたよ
君の瞳も僕の体透過して
窓の外の景色映してた
好きだったという思いの磁石は
反転してNとNで弾き合う
身近だった二人の位置関係が
一歩一歩下がり遠ざかる
降り出した雨の音だけに変わる
お互いは沈黙の世界になる
強く冷たい風が激しい雨が
この僕を打ちのめす
やさしさであふれていたあの年月も
愛情で分かち合ったあの想い出も
急速にセピア色に変わり始めて
君の唇が動こうとしているね
「さよなら・・・」