フリーフレーム計算を長方形型対応にした時の修正点について
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Q:フリーフレームの計算で、200×200枠は間隔が1200×1200とされていますが、1500×1200(2004年7月の設計・施工の手引)で計算するには、エクセルをどのように変更したらよろしいでしょうか、お教え下さい。
A:元々正方形ありき・・・の考え方で作られていたため、フレームの縦横計算部分をどっちを差し引きしても同じ・・・という考えで、ある意味その部分を適当に計算していたので、長方形形式でも使える様にその辺をフレキシブルに修正しました。
以下がExcelを修正した主なポイントです。
比較対象の為に修正前の修正後の計算書を計算部分も全て公開します。
※修正前の計算書はこちら
※修正後の計算書はこちら
修正したシートのタブは赤くして、シート内の黄色くした部分が修正点です。
以下シート内の個別説明をします。
@各規格及び寸法他のシートについて
・正方形なので、どう引き算しても寸法は同じ・・・という事で、中詰寸法の計算部分をある意味適当にしてたので、縦と横に分けて中詰寸法を計算する様に修正。
Aのり面保護計算のシートについて
・元々縦横同じ・・・という事で、欄外の各規格及び寸法他のシートから参照していたデータを縦の一部しか参照しなかったものを全て引き出す形に修正。
・フレームの寸法表記の部分を欄外からマッチさせて表記する部分を縦は縦、横は横と表記する様に修正。
・以下の計算はフレームの寸法部分から参照しながら計算する為、特に修正なし。
Bのり肩崩壊入力のシートについて
・フレームの寸法表記の部分を欄外からマッチさせて表記する部分を縦は縦、横は横と表記する様に修正。
・以下の計算はフレームの寸法部分から参照しながら計算する為、特に修正なし。
Cのり肩崩壊安定詳細のシートについて
・フレームの寸法表記の部分をのり肩崩壊入力のシートから同じデータを参照表記する様な形に修正。
Dのり円弧すべり入力のシートについて
・フレームの寸法表記の部分を欄外からマッチさせて表記する部分を縦は縦、横は横と表記する様に修正。
・以下の計算はフレームの寸法部分から参照しながら計算する為、特に修正なし。
Cのり円弧詳細のシートについて
・フレームの寸法表記の部分をのりのり円弧すべり入力のシートから同じデータを参照表記する様な形に修正。
※後は各規格及び寸法他のシートの中身を変えるだけで、長方形形式でも計算対応出来る形になります。
もっと対応出来る様にするには、各規格及び寸法他のシートのリストを増やして各計算の欄外の代入部分を増やしてフレーム寸法表記部分のマッチ計算している部分を修正すれば、もっとたくさんのデータを参照計算出来る様に改良する事も出来ます。
※のり肩崩壊とのり円弧すべりの計算が何故入力シートを詳細シートに別れているか?
元々計算書が長くなる為、条件入力をして結果がOKかOUTかを確認する時に、計算書の下の方まで見て確認するのは面倒くさいのと、打出して確認・・・にしても、紙がもったいないので、入力シートでOKかOUTかを簡単に確認して大丈夫なら、詳細シートに行って打出せば画面上の確認もしやすいし、紙も大量に出す必要がないかな・・・という事で、入力と計算シートと双子形式で作っています。作る過程としては、先に計算シートを先に作って中身がOKになった時点で入力シートをコピーして作り、入力シートから引っ張ってきたデータを詳細にする・・・がコンセプトなので、入力シートから代入すれば本当は詳細シートは修正する必要がないはずなのですが、計算シートから入力シートと作った為、代入しなくても特に問題がなかった部分はそのまんまほっておいた為、詳細シートも修正する必要になりました。
ちなみにのり面保護計算については、計算自体が短いため、双子形式にはしてないという事です。